【御朱印】山形県 大日坊
こちらは弘法大師空海によって開かれ、即身仏がおられるお寺です。
また、徳川将軍家の祈祷寺でもあり、あの春日局が参詣したお寺だそうです。
拝観を申し込むとお祓いなどあるようで、普通はお坊様がつきっきりで説明してくださるようです。
が、私達が参拝した日はお忙しい日だったようで、中へ通されたものの順序が分からず逆の順路から見て回っていたようでした。
即身仏の前につくとちょうど脇から出てきたお坊様に「あ、参拝の方ですか?じゃあ、真如海上人の説明しますね」と説明していただきました。
山形は即身仏が多いことをふと思い出すと確かに全国にある即身仏の半分ほどは山形にありました。
山形の即身仏の名前に「海」の字がつくのは開いた空海にちなんだようでした。
願いが叶うと有名な真如海上人の衣が入ったお守りがあり1000円納めると頂けます。(衣は六年に一回、丑年と未年に変えるそうです。)
真如海上人は少しずつ穀物を経ち、時には即身仏になるために漆の液を飲みながら(ミイラと違い内蔵を取り除く処置をしないため、虫が湧かないようにする処置だそうです)お経を唱え続けて即身仏へとなられたそうです。
見たら「怖い」という感情が先立つかと思いきや、「恐れ」の前に「畏れ」が来ました。
こうやって自身が厳しい修行をし即身仏になって後世の人間に仏の道を示す…何ともありがたいことです。
ありがたく手を合わせていると「あれ?そう言えばお祓い受けてないですよね…?」と、今度は慌ただしくお祓いを受け、また即身仏へ戻る…うーん、意外とこのお寺さん(いい意味で)忙しい(笑)
とても力強い素敵な御朱印を頂戴しました。